食育にも良い影響があると注目されている親子クッキング。しかし、親子クッキングは「面倒そう」「ハードルが高そう」と思って敬遠しているママさんも多いのでは?
実は親子クッキングは、コツさえわかれば、とっても簡単にできるんです。
今回はそのコツとおすすめ料理をご紹介します。
「時間」と「心」に余裕があるときだけ
親子クッキングは子供ではなく、ママの都合優先。ママの心と時間に余裕がある時にだけ行うのがポイントです。子供のすることなので、失敗したり汚したりは当たり前。片付け物も普段の倍以上に増えます。
それでも、「大丈夫だよ」と笑っていられる余裕がないと、イライラしてしまうことに。
おすすめは休日の午前中など、子供と遊ぶような時間帯にすると、楽しみながらランチの支度ができます。
「できること」をお願いする
子供が「やりたい」作業ではなく、「できる」作業をお願いしましょう。そうすることで、「できた!」「楽しい!」と達成感と満足感が得られます。子供の年齢よってできる作業は必ずあるので、これなら何歳からでも始められますよ。
<おすすめお手伝い作業>
★レタスやキャベツをちぎる
「これぐらいの大きさにちぎってね」とお手本を見せて、あとはおまかせ。
★ゆで卵の殻をむく
茹で卵の殻の一部をむいてから渡すと、簡単にむけます。
★混ぜる&和える
酢の物やホットケーキのもとなど、ボウルに入れたものをスプーンやフォークで混ぜてもらいます。中身はやけどしないように熱くないものをチョイス。こぼれないように、大きめのボウルを使いましょう。
★ピーラーを使わせる
人参やジャガイモの皮をピーラーでむいてもらいましょう。まず皮をしっかり洗って汚れを落として、それからピーラーを。はじめはケガをしないように注意深く見守って。
★味見だけでもOK
「この味どうかな?」とチェックしてもらうのも、立派な親子クッキングです。「もう少し塩を入れた方がいい?」「味は濃い? 薄い?」など、子供の味覚を鍛えることもできます。料理や食事に関心が薄い子供には、「味見してください!」と誘って興味を持たせるのも!
火は使わない!
いくら興味を持ってもダメなものはダメ。火を使うのは小学生以上からと決めて、「もう少し大きくなってからね」「見守り役お願いね」などと伝えましょう。ガスコンロの火に気をつけるのは当然ですが、IHクッキングヒーターも要注意です。加熱直後の鍋やフタなどに触れてやけどをしてしまうこともあります。事故も発生しやすいので、注意が必要です。
親子クッキング おすすめ料理
下ごしらえは手伝いやすいけれど、慣れてくると「料理を作りたい!」という欲求が高まってきます。下ごしらえが上手になったら簡単な料理に挑戦してみましょう。
子供の年齢別におすすめ料理を紹介します。
★3歳 おにぎり
手に水をつけてコロコロ丸めるのも良し、振るだけで丸いおにぎりの形ができる便利グッズを使うも良し!
のりを巻いたり、ふりかけをかけたり、色々な具を入れてみたりとバリエーションが豊富なので、子供も大喜び!
★4歳 ピザ
ピザ生地やソースは市販の物でも、手作りの物でもどちらでもOK。
面倒ならトーストでも構いません。具材さえ用意しておいて、あとは子供の好きにさせましょう。
具材はコーン、ハム、ピーマン、ツナなどお好みで。自分だけのオリジナルピザはとても美味しいはず。
焼き立てはかなり熱いので、やけどに注意!
★5歳 ハンバーグ
ある程度物事が理解できるようになったら、ステップアップ。
生肉が食べられないこと、調理中に調理以外の物に触ってはいけないことなどを教えましょう。
ひき肉、卵、玉ねぎなどをボウルに材料を入れたら、こねてもらいます。
こねて成型するまでが子供の担当。焼く作業は親としっかり役割分担を。
★6歳 カレー
じゃがいもやニンジンをピーラーでむいてもらいましょう。
包丁が使えるようになっていても、玉ねぎやじゃがいもなどは親がカットするようにして。
子供に包丁を使わせる場合は、マッシュルームやこま切れ肉などあまり固すぎないものを選んで。
市販のカレールーを使うと失敗しません。
まとめ
自分が食べているごはんを作る過程を知ることは、何よりの食育です。食べることは生きること。そんな基本的なことを楽しみながら伝えられたら素敵ですね。親子クッキングは決してハードルの高いものではなく、手軽に始められるものです。余裕がある時に一度トライしてみてください。