一昔前ですと、豪ドル、ニュージードル、ランド辺りが高金利の代表選手みたいな通貨でした。
ところが時代は変わり現在はリラ、ペソ、ランド辺りが主役になってきています。
今回はそんな高金利通貨のスワップ比較をやってみようと思います。
FX高金利通貨(ペソ、ランド、リラ)を比較。
スワップポイントの利回りは?
表の①を見て下さい。現在レート、通貨数、レバ1倍の場合に必要な資金と並んでます。
10,000通貨買うのに必要な資金で計算すると、ペソだと58,800円必要って事ですね。
スワップが日々13円。月間390円。年間4,745円。で、年間の単利でみると108%意外と低いですね。もっと高いかと思っておりました。
この表の見方はそんな感じです。
同じくランドは、107%ペソとほぼ同じ位。
リラだけが飛び抜けて良くて121%
次に表の②~⑤はレバレッジを掛けた場合になります。
レバレッジを掛けたら掛けただけ利回りが上がりますが、ロスカットのラインも下がります。
例えば表の⑤のペソの所のLOレベルって項目見て欲しいんですが、レートが2.94になったら強制ロスカットになるって事です。
※証拠金を計算していないので、実際のロスカットレートはもう少し上がります。
FXでスワップ狙いの最大のポイントは、リスクと利回りのバランスになると思います。
私も始めたばかりの初心者の頃はこの資金管理(リスク)の部分が相当甘かった。
普通に表の⑤以上のレバレッジを掛けてスワップ生活を夢見てました。
リスクの部分を除外しても、やはりこう見るとトルコリラの利回りが群を抜いて良いですね。
現状私は、大体表の②位のレバレッジで第一口座も第二口座も運用してる感じになりますね。
表の⑤位でやっても良いんでしょうけど、怖いですよね。
ちなみに表の⑤は今のレートが半分になった位を想定したレバレッジです。
中々ここまで下がらないとは思ってしまいますが、十分に可能性があるのが新興国通貨の怖い所です。
先進国通貨でも同じ様に比較してみました
比較的スワップの高い米ドルと豪ドル、カナダドルの比較をしてみましょうか。
さすがにこの辺の先進国通貨でこのレバだと利回り悪いですねぇ。
上から5番目を見て貰うとドル円が55.5まで下る所と考えて年105%
逆言うと年間約3万のスワップ貰う為に55万の資金ですからねぇ。
オマケで6番目も作ってみました。
ここら辺までレバ掛けると110%超えてきますねぇ。
ドル円のロスカットレベルは証拠金入れると92.2円。
ロスカットの計算は、自分でやるのめんどうだし不安って方はこちらがおススメ。
無料で簡単に使えます。
ドル円で1万通貨辺り22万。
ロスカットレベルを考えても、この辺までレバ掛けて長期保有してる人結構いそうな感じ。
100円割らないと思ってる組。
私もやらないですけど、ドル円やるならこの辺のラインでやるかなぁ。
25万位。
比較的安全に見えます。
豪ドル円の63円はヤバそう。
豪ドルやるなら最低でも45円位までは想定したい所。
先進国通貨も、ドルが一気に利上げしてきた影響で、豪ドルスワップの旨味がどんどん無くなってきてますよね。
証拠金少ないのが良いか。
これならカナダドルと大して変わらないですしね。
一昔前、ドルはほとんどスワップも付かなかったのに、今となっては高金利通貨扱いですよね。
通常ロスカットレベル90円位にしておいて年113%を狙う。
100円切りそうになったらロスカットレベル80円まで下げる。
それ位の余裕持ってやって、ガチホすれば今のドルって結構魅力的に見えます。
いかんせん新興国よりはドルの方が圧倒的に安心。
こうやって表にしてみると頭の中の整理もつきます。
ちょっとドル検討してみようかな。
まとめ
やはりこうやって比較しても異常な利回りのトルコリラ
その分リスクが大きいと言う事です。
リスクはこちらの記事でも書いてます。
リスクを承知の上で、新企画のトルコリラ円のスワップ複利運用もスタートさせました。
トルコリラ円との戦いはまだ始まったばかり、5年後、今と変わらずFX業者が倒産せず頑張ってくれていて、スワップも出てくれていれば素敵な未来にはなっているでしょう。
しかし、そうならない可能性が高いのがこの高金利通貨だと思っております。
腰を据え、目先に振り回されずのんびりいきましょ~