子供に読み聞かせをしたい、子供に与えたい絵本ってたくさんありますね。図書館や本屋さんに行くと、本当に色々な本があって迷いますね。絵本って、値段を見ると結構高くて「試しに買ってみよう。」なんてことはなかなか難しいもの。
ここで、子供たちに喜ばれた絵本を7冊厳選してご紹介します!
絵本選びの参考になれば嬉しいです。
①0歳からの読み聞かせに♪「ぴよちゃん絵本」
いりやまさとし先生のイラストはとてもかわいらしく優しいので、赤ちゃんにぴったりです。ぴよちゃん絵本シリーズはどれもかわいいのですが、あえて一番を選ぶなら「ピヨピヨだあれ?」です。
子供の小さな手で持つのにもちょうど良い大きさで、しっかりとした厚紙でできており、角が丸い工夫がされています。
どんな絵本かというと、ページの真ん中が窓のようにくり抜かれていて、イヌやネコ、ピヨちゃんなどの一部が見えて、「これはだれかな?」と遊びながら楽しめるようになっています。
特に、最後のページは自分の顔がうつる鏡のしかけになっており、これが子供にかなりうけました。さらに窓を利用して、ママが顔をのぞかせて「ばあ!」とすると、さらに大喜びです。
いろんな「いないいないばあ」系の絵本があるなかで、子供が一番喜んでくれた絵本だと思っています。
②親子で楽しく♪「パンダなりきりたいそう」
またまた、いりやまさとし先生の絵本になります。パンダがバナナやロケット、こまなどいろんなものになりきって体操をします。踊ったり動いたりするのが大好きなお子さんにお勧めです。
2歳~5歳くらいの子供に好評です。うちの子供たちも、同じようにまねっこをしてジャンプしたり回ったり、ころころ転がったりして遊んでいました。それを見て「かわいいな~。」と親の自分が癒されたものです。
この絵本は、最後におかあさんパンダのところまで転がってギュッと抱きしめてもらうシーンがあります。日頃、あまりスキンシップしてやれてないなあ~と感じるママにも、お勧めです。
是非、おかあさんパンダになりきって、最後にお子さんをぎゅーっと抱きしめてあげてください。
③定番の楽しい絵本♪「だるまさんが」
赤いだるまさんがいろんなおもしろい動きをして笑いを誘います。「だ・る・ま・さ・ん・が」の次のページをめくると、「どてっ」とこけたり、「ぷっ」といったり、小さな子供たちに大うけしました。とにかくユニークな動きが楽しいので、だるまさんと同じように体を動かしてみたり、「次なんだろう?」と聞いてみたり、いろんな楽しみ方ができる絵本だと思います。0歳~未就学のお子様向けです。
「だるまさんが」から始まり、「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊シリーズで出ていますが、うちの子供には「だるまさんが」が一番楽しかったようです。気に入ったら、他のシリーズ本も手にとってはいかがでしょうか。
④音が楽しい♪「しろくまちゃんのほっとけーき」
しろくまちゃんがおかあさんと一緒にホットケーキを焼きます。なんてことないシーンなのですが、ホットケーキを焼く家庭の音が子供たちにはおもしろかったようで、よくまねっこをしていました。
たとえば、「ぷつぷつ」「しゅっ」「ぺたん」「ふくふく」「くんくん」など2ページにわたって作る途中での音がイラストとともに書かれています。何度も読み聞かせるうちに、子供のほうが先に覚えてしまって、我先にと自分の覚えた音のフレーズを読んでしまいました。
たくさん読んだせいか、今でも時々「一緒にホットケーキ作ろう!」と誘われるほどです。
食べた後はちゃんとお片付けをしているシーンも良いですね。
真似をして、自分の食べた分のお皿をお片付けしてくれるようになると素敵ですね。
0歳~3歳向けの絵本です。
⑤これで歯磨き大好きっこに♪「みしばいっかのおひっこし」
お子さんが歯磨きを嫌がる、仕上げブラシをおとなしくさせてくれない、などお悩みのママさんいませんか?もしかしたら、この絵本を読んで、「歯磨きしなきゃ」と思ってくれる1つのきっかけができるかもしれませんよ。
この絵本は、虫歯菌が擬人化されて、歯磨きしない子の歯を家にして楽しく暮らしてしまう絵本です。
そして、真っ黒なペンキをペタペタぬり、大暴れして、ついに歯が歯医者さんに抜かれてしまうと、また別の歯磨きしない人の歯に引っ越す、というお話です。
「むしばふどうさん」という虫歯菌の人がいて、歯磨きしない歯を物件扱いしているところがとてもユニークです。最後に、「ねえ、あなたのくちのなかはだいじょうぶ?」と書いてあり、そこをちょっと怖そうに読んでやると、うちの子はあわてて、「大丈夫、ちゃんとみがいてるもん!」と必死に答えていました。
読み聞かせ年齢は4歳から、1人読みは6歳ごろからとなっています。あくまでも目安だと思います。うちの子は3歳からでも喜んで聞いていました。
⑥本当においしそう♪「きょうのごはん」
猫が近所を散歩しながら、「きょうのごはんはなあに?」と聞いて回る絵本です。この絵本はなんといっても、出てくる食べ物がおいしそうなのです。油絵でしょうか、独特のタッチで描かれていて、リアルです。お寿司やコロッケ、さんまはほんとうに手をのばせば食べられるのではないかと思うほどです。
ひとつひとつのフレーズもとても短いので、4歳の子供でも文字が読めなくとも覚えて読むことができました。ページをめくるたびに、「わあ、おいしそう!」「食べたい!」「ママ、今日のごはんはこれ作って!」と子供からリクエストが来るほどでした。大人が読んでも楽しいです。あっという間に読み終えてしまいますが、読み終えた後は、商店街のページを開いて、出てきた人物探しをしても楽しいですよ。
⑦おばけ大好き♪「おばけのてんぷら」
子供って、意外とおばけやモンスターが好きです。この絵本も、おばけが登場します。うさぎのうさこがてんぷらを作っているにおいにつられて山からやってきたおばけが、つまみ食いをしているうちに、てんぷらの衣をつけられて、危うくてんぷらにされそうになるお話です。
おばけがなんとかすり抜けたのでおばけの形のてんぷらが揚がってしまうところや、間違ってメガネを天ぷらにしてしまうシーンは子供たちのお気に入りでした。
読み応えがあるので、お昼寝の読み聞かせにもよく使いました。「おばけのてんぷら食べたみたい。」と言ったり、メガネを衣の中に入れてしまうシーンで「入れちゃだめ!」と言ったり、子供たちなりに楽しんでいました。読み終えた後、感想を聞いてみても楽しいですね。
夜の寝かしつけの時には、同じ著者である、せなけいこ先生の「ねないこだれだ」を読み聞かせていました。なかなか寝てくれなくて困っている時、「寝ないとおばけに連れていかれる」という内容は、結構怖いですが、それだけに効果がありました。
まとめ
いかがだったでしょうか?興味を持てた絵本がありましたか。どの本も、自分の子供たちに好評だった絵本になります。
絵本を選ぶポイントは、月齢に合うこと、子供が好きそうな絵本であること、など色々ありますが、一番は、実は読み聞かせをする大人が気に入った絵本であることが重要なのです。
たとえば、ママが「この絵本いやだな。」と思って読んでいたとします。そうすると、その感情は抑揚や表情に現れます。読み方が単調になったり、いやいや読んでいることが子供に伝わったりしてしまうのですね。そんな絵本は子供にとっても面白くないのです。
ぜひ、ママやパパが気に入った絵本を、お子さんに読んであげてください。そして、その1冊がこの7冊のうちから見つかると幸いです。