ピアノを習う事がまた注目されている
昔から定番の習い事でもある「ピアノ」。子供に通わせたい習い事ランキングや実際に通わせている習い事ランキングで、常に上位にランクインしています。実際に、我が子の周りのお友達でも、ピアノを習っているというお子さんは男女問わず多いな、という印象があります。
そんな「ピアノ」ですが、最近では脳科学の観点からも注目されている、ということをご存知の方も多いのではないでしょうか?
「ピアノ」はご存知のとおり、右手と左手で別の音やリズムを弾きます。左右の手を同時に違うように使うだけでなく、譜面を追う、少し先のメロディなどを考えながら弾く…そういったことを続けていくことで、脳が鍛えられていくのだと、著名な脳科学者の方もメディアなどで発言されています。
では、実際にピアノを習わせよう、と思ったら、どういったことを考えていくと良いのでしょうか?親戚のママさんの実体験を聞いてレッスンを実際に考えている方の参考になればと思います。
何歳ぐらいからはじめている子が多い?
ピアノの個人レッスンを始める年齢ですが、年中~小学一年生頃が多い様に見受けられます。
最近はリトミックのクラスを開催しているお教室も多い為、小さい頃はリトミックへ親子で通って、その後続けたいというお子さんや続けさせたいという親御さんが、継続してピアノレッスンへ進む、というパターンも多いようです。
年中以降に始めるお子さんが多い理由に、手の大きさや力の強さも関係しているように思います。
ピアノをきちんとした指使いで弾くためには、ある程度の手の大きさや力が必要になります。我が子は、手が小さめだったこともあり、年長になるタイミングでお教室へ入りました。
我が家が子どもにピアノを習わせた理由
さて、我が家では子どもたちがピアノを習っていますが、そもそものきっかけや理由を少しお話します。
まず、母親である私自身が3歳から大手音楽教室の親子クラスに通っており、幼稚園へ入ってからピアノを習い始めて、高校生の終わりまで習っていました。今でも趣味で一人の時などにピアノを弾く事があります。
そうです、自分も習っていて良かったから、子供にもどうかな?と思ったのがきっかけです。
子ども自身も未就園のころから音楽や歌が好きだったので、まず親子で一緒に単発のリトミックレッスンなどへ行きはじめました。そこで娘が出会った先生がピアノ教室をされていたので、後々そこでお世話になる事になったのです。
ピアノ教室、先生の選び方
では実際に通わせてみようかな、となると悩むのは教室選びです。
ピアノは大手音楽教室から中堅、個人と様々なところで習う事ができます。ほとんどのお教室では体験レッスンを受けることができますので、ぜひ受けることをおすすめします。
まず、大手や中堅と個人のお教室を簡単に比較してみましょう。
大手・中堅のお教室のメリット
・先生が複数在籍しているので、相性を見て違う先生へ移ることがしやすい
・カリキュラムなど枠組みがきっちり決まっているお教室が多く、グレード試験なども受験できる
・発表会が毎年開催されるお教室が多く、メリハリがつけやすく、進み具合がわかりやすい
といった点です。
個人の先生のお教室のメリット
・カリキュラムなどを生徒に合わせて調整してもらうことが出来る
・発表会などのイベントの有無や頻度はお教室次第なので、親子の希望で選ぶ事が出来る
・振替レッスンや学校・個人都合でのレッスンの調整がやり易い
といった点が挙げられます。
どちらも「お教室による」ところは多いですが、やはり違いはあります。親自身が習わせる上での目的や目標、お子さんのタイプやお子さんの目標などを確認した上で、合うお教室を選ぶことが大切です。もちろん、途中で他のお教室へ移る、ということは可能です。しかし、その場合は進めている教本の変更などが発生することもあります。
我が家では、先ほども書いたように個人の先生のお教室へ通っています。
ただ、それを決める前に大手や中堅規模の音楽教室も見学したり、体験したりしました。
その中でチェックしたことは、子どもと先生の相性、スケジュールや進め方に柔軟性があるかどうかでした。我が家では年長さんから通い始めたこともあり、その後やってくる小学校入学の前後の時期に、普通の進め方でレッスンが進められるかが心配でした。
そういったときに課題の量を調整してくださったり、レッスンの頻度を相談することができたりするということで、今の先生のお教室へ通うことを決めました。
実際に通ってみてどうなのか(親目線)
我が子がピアノへ通って数年経ちます。はじめは、子どもにピアノを毎日練習させる、ということが大変でした。譜面がスムーズに読めない、指が思うように動かない、など子ども自身もストレスを感じながら練習しているように思えたので、声の掛け方を工夫したり、先生と進め方を相談したりしながらでパワーが要りました。
今では、毎日の練習が定着したことと、新しい課題が出てもある程度スムーズに譜面を読んだり、手を動かしたりすることができるようになってきたため、練習に親の時間やパワーを大きく割く必要はなくなってきています。
親としては、ちょっとずつレベルがあがっていくことに挑戦していく、技術がアップして自分が弾けるものが増えていくというわかりやすい達成感が子どもに与えられる習い事だな、と感じており、習わせてよかったと思っています。
実際に通ってみてどうなのか(子目線)
子ども自身は、先ほども書いたようにはじめは練習に苦戦していました。習い始めた年は泣けてしまって練習できなかった日も多くありました。
しかし、その後ペースを調整しながら進めていったことで、少しずつながら着実に上達していっています。
それを本人も実感しているようで、「最近は練習がしんどくない。学校でちょっと弾いたりできるし、知っている曲が課題で出てきたりして楽しい」と話しています。あとは音楽の授業では、すでに習っていることが多いため、苦労することが少ないようです。今後は、クラシックの有名曲を弾きこなせるようになるまでがんばりたい、と話しています。
まとめ
ピアノは習い事として昔も今も人気があり、お教室がたくさんあり、先生もたくさんいらっしゃいます。
毎日の練習を続けていくことは親も子も少しパワーが要りますが、着実に階段を上っていくことはできるので、達成感をあじわうことができます。
お教室や先生によって特徴があり、違いも大きくあるので、ぜひその違いや我が子に合うかというところをしっかりチェックして、選んであげることが大切です。